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現在、日本では、バー、レストラン、居酒屋、喫茶店、その他の飲食施設と消費者のエンゲージメントを追跡する「オンプレミス利用者調査(OPUS、On Premise User Survey)」をはじめとする専用ソリューションが提供されるようになりました。この調査は、国内の外食飲料産業に完全に特化した初の消費者調査プログラムとなります。
CGAの最新のマーケットインテリジェンスによれば、日本の消費者の68%が少なくとも月に1回、27%が毎週、酒類提供する店舗を訪れており、日本の外食飲料の人気の高さが浮き彫りになっています。毎週飲みに行っている利用者は、若年層で所得が高く、都心部に集中している傾向があります。
飲み物の好みに関しては、日本の消費者はなじみがあり、手頃な価格のものを優先しています。地元ブランドが68%と最も高く、僅差で有名ブランドが67%と続きます。また、常連客は慣れ親しんだ選択肢に固執する傾向があり、他のものを試すことに消極的であることが明らかになっています。商品クオリティよりもどちらかといえば、ブランドロイヤルティと地域性が認識されているため、新商品開発イニシアチブにとって課題となっています。
こうした課題にも関わらず、日本の外食飲料市場は、消費者の嗜好に合わせることに前向きな投資家にとってチャンスを提供しています。消費者のロイヤリティが高いことから、同市場には持続的な需要と愛顧の可能性があると思われます。信頼できるブランドと地元産に重点を置くことで、企業はこの市場を効果的に立ち回り、成長の可能性を生かすことができます。消費者の保守性が障害となる一方で、日本人の嗜好を理解し、それに対応することで、外食飲料分野で長期的な成功を収めることが可能となります。
OPUSサービスは、日本の外食利用者7,500名を対象に年2回実施する調査で、チャネルの行動、ニーズ、嗜好を明らかにします。消費者グループやチャネルをセグメント化し、顧客にとって説得力のあるセールスストーリーを作成するのに役立ちます。エンゲージメントの詳細な内訳は、機会別、カテゴリー別、ブランド別、チャネル別などでご覧いただけます。CGAは、あらゆるニーズに対応する各種OPUSパッケージに加え、さらに深いインサイトを実現するオーダーメイドの専門家による分析も提供しています。
OPUSは今年、CGA by NIQのアウトレットインデックスによってさらに補完される予定で、これは立地やセグメントなどの属性を含む日本全国のすべての酒類提供店舗の詳細を記載したものです。この2つのサービスは、クライアントのニーズに応じてカスタマイズされた分析で強化することができ、サプライヤーやメーカーが国内での売上とシェアを拡大するための基盤を構築することができます。
外食分野におけるCGAの専門知識を活用することで、日本市場での事業展開を目指す企業に貴重なインサイトと戦略的ガイダンスを提供することができます。CGAは、消費者動向、市場ダイナミクス、業界のベストプラクティスを深く理解しており、この知識を利用して、この流動的な市場のニュアンスに合わせた効果的なチャネル戦略を策定する上で極めて重要なサポートを提供することができます。
新規事業開発担当シニアマネージャーの形山 晃他朗(Kotaro Katayama, Senior Manager-New Business Development)は、次のように述べています。「日本の外食産業は極めてダイナミックで競争が激しく、その中で成功するために必要なインサイトを提供し、サプライヤーをサポートできることを嬉しく思います。当社は一般的な調査をはるかに超えて、データに生命を吹き込み、消費者が日本のレストラン、バー、飲料ブランドに何を求めているかを正確に突き止めます。お客様を理解することは成功への第一歩であり、私たちのチームは、事業者が専門知識を獲得し、新たな販売機会を活用できるようお手伝いできることを楽しみにしています」
日本におけるCGA by NIQのサービスの詳細と、オンプレミスの飲料サプライヤーが売上とシェアを獲得するためのサポートについては、形山 晃他朗(Kotaro Katayama) までお問い合わせください。