To read the blog in English, click here/ 英語でブログを読むには、ここをクリック
CGAのOPUS（オンプレミス ユーザー スタディ）によると、日本でバーやレストランを訪れる人の5分の1近く（18%）がハイボールを飲んでいます。このうちの70%は1年前と同じ頻度でハイボールを飲み、18%はより頻繁に飲むようになっています。これは頻度が減った人の比率の12%を大きく上回っています。
OPUSからは、こうしたハイボール消費者の嗜好と購買要因に関する広範なインサイトが得られます。これにより提供の仕方を多様化することの有効性と、どれだけの消費者がバーテンダーが作るハイボールを好むかが浮き彫りになりました。メーカーは提供の仕方を多様化することで、幅広い層にアピールし、市場への浸透度を高めることができます。
日本のオンプレミス消費者は、コストパフォーマンスと馴染み感を重視しています。4分の1以上がコストパフォーマンスの良さを最も重視し、19%がいつもお気に入りのブランドを飲むとしています。飲料メーカーはCGAの専門インサイトを活用することで、どのブランドが最もハイボール消費者に支持されているかを見極め、それに応じて収益性の高いハイボール市場での訴求力を高めることができます。
一方、コストパフォーマンスも重要であるものの、高額ハイボールブランドの需要もあり、3分の1以上の飲酒者が少なくとも何度かはプレミアムなものを選んで飲んでいます。またロイヤルティも強く、3分の1近くの人々がハイボールを飲む理由としてブランドの信頼性を挙げています。さらにコストパフォーマンス重視とはいえ、OPUSのデータからは、消費者の品質と評判の高いものを飲みたいという意向を反映して、プレミアムなものに対する需要も示されています。メーカーはCGAの専門知識を活用してハイエンドドリンクを導入し、説得力の高いセールスストーリーを考案することで、この需要を活用し、市場で差別化を図ることができます。
新規事業開発担当シニアマネージャーの形山 晃他朗（Kotaro Katayama, Senior Manager-New Business Development）は、次のように述べています。「ハイボールは日本のオンプレミス市場の中でも確立したカテゴリーで、今後数か月の需要拡大見込みを確認できたのは素晴らしいことです。複雑な市場では、信頼と万能性が成功の鍵になります。そのため、提供の仕方と価格の両面で幅広い選択肢を用意することが不可欠です。これほど多くの消費者がコストパフォーマンスを重視する現状で、新しいブランドやプレミアムブランドを宣伝するのは必ずしも簡単ではありませんが、的確なセールスストーリーを作ることで、飲酒者に新しいオプションに目を向けてもらうことができます。既存のスピリッツサプライヤーにとっても、新しいブランドにとっても、効果的なハイボール戦略を実践するには消費者が何を求めているかを深く理解することが必要ですが、OPUSサービスをその成功に向けた起点として活用していただくことができます。」
CGA by NIQのOPUSサービスは、充実した消費者知識と実用的なインサイトの情報源として、世界の大手飲料メーカーから信頼をいただいています。エキスパートによる調査結果をお届けするこのサービスにより、オンプレミス飲料市場について詳細に理解していただくことができます。また、さらに詳しい結果を得るための特注調査も承ります。
日本におけるCGA by NIQのサービスの詳細と、オンプレミスの飲料サプライヤーが売上とシェアを獲得するためのサポートについては、形山 晃他朗（Kotaro Katayama) までお問い合わせください。
